ハヤテへ
ハヤテが旅立った日のことを思い出すと、3つの後悔が頭をよぎるよ。
ひとつ目の後悔は、ハヤテを見送れなかったこと。
あの日、パパは38℃熱があったんだよ。パパは平熱が35℃前半だから、38℃は、普通の人の39℃くらいに相当する高熱状態。だからどうしても病院に行く必要があったんだ。
病院でママからのメッセージ『ハヤテが行っちゃった』を見たとき、人前とか関係なく泣いてしまったよ。
もうハヤテに会えないと思ったら、恥も外聞も無く泣いてしまったよ。
家に帰り、ママから「ずっと『パパどこ』って、探していたよ」と聞いた時は、さらに号泣してしまったよ。
亡くなる2時間程前、ハヤテがママから流動食をもらっている時、一瞬息が止まったよね。
パパ、ハヤテを見ながら寝ていたから、あわててママに「ハヤテがおかしい」と声をかけたんだ。
目がママの方を向いていなくて、下が横に出てきたから、あの時はもう駄目かと思ってしまった。
でも、ハヤテは帰ってきてくれた。
急いで体位を変えさせたら、そのうち息をしだしてパパを見てくれた。
その後ママが行った皮下点滴で、息も落ち着いたし、頭を上げる様にもなったから、安心してしまったんだよ。ハヤテは大丈夫だって。
だから病院に行ってしまった。
まさか、あれが最後のお別れになるとは思っていなかったんだよ。
今も、パパを探すハヤテの様子が頭に浮かんで離れないんだ。
病院に出かける準備をしていた時、パパを探す姿を見ているから、今でもその姿が浮かんできちゃうんだ。
ごめんねハヤテ、本当にごめん。すぐ横にいてあげれなくて本当にごめん。
二つ目の後悔は、最後の晩。ハヤテの横にいながら十分なお世話ができなかったこと。
ハヤテの後ろ脚が動かなくなる前から、パパとママは、ハヤテが寂しくない様に、可能な限り1人がハヤテに付くように決めていたんだ。お仕事も、パパが日勤でママが夜勤をして、なるべく誰かが家にいるようにしていたんだよ。あと、ハヤテが2階に上がれなくなったら、1人は1階のハヤテの近くで寝るってことも決めてたんだ。脚が動かなくなってからは、介護の為となってしまったけど、本当はハヤテを寂しがらせないためだったんだよ。1人にしないためだったんだよ。
だから熱がありがらも、ハヤテの為に少し気温を下げている寒い居間で寝たんだ。
でも、熱のせいで、体位を変えたり、ベッドから脱走したハヤテを布団に戻す程度しかしてあげれなかった。
ハヤテは、最後まで腰さえ持ち上げてやれば前脚を使って自力で歩いてくれたよね。でも、その晩は、その腰を持ち上げることが大変だったんだ。だから、何時もよりお世話がお座なりだったかもしれなかったね。
あの時、もってもっと親身にお世話してあげれたら、ハヤテによりそってあげれたらと思うと、申し訳なくて申し訳なくて。
ごめんねハヤテ、本当にごめん。お座なりのお世話で本当にごめん。
最後の後悔は、ハヤテからのサインを理解できなかったこと。
ハヤテ、君は旅立つ日の晩から朝にかけて、何時もと違うことをしたね。
パパは知っているよ。寝ているパパの顔をじっと見ていたことを。ベッドに戻して体位を変えてやった後、頭だけ反対側に向けて、ずっとパパの顔を見ていたね。あれは何か言いたかったの?
朝、ママが返ってくる前、お水を少し飲んだ後だったかな。やたら布団を手でひっかいていたね。あれは、痛かったの?苦しかったの?それとも何かを訴えたかったの?
朝、水を飲む量が何時もより少なかったので、少し心配はしていたのだけど、何時もの様に脱走を繰り返していたし、腰を支えてやれば前脚を使って歩いていたので、そんなサインを気にしていなかったのだけど、何か伝えたいことがあったんじゃないの?
ごめんねハヤテ、本当にごめん。ハヤテはパパ達の言葉や気持ちを理解してくれるのに、パパ達は理解することができなくて本当にごめん。
ハヤテ、こんなパパでごめんね。
大好きだよ、ハヤテ。
2024年12月18日 パパより。



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